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初めてのPTA~体験から見えた無理のない関わり方~

子どもの小学校入学で気になることの一つが、PTA活動です。
PTA活動と聞くと、「大変そう」「仕事もやりながらできるかな」と不安に思われる方が多いかもしれません。

私自身も、1人目の子が小学校に入学した当初、同じように感じていました。
通算9年の小学校生活で、PTAにゆるく関わってきた体験をご紹介します。

PTAとは?

初めてPTAの話を聞くのは、小学校の入学説明会に参加した時が多いと思います。
「そもそもPTAって何だろう?」と思うのもこの時かもしれません。

PTAとは、保護者(Parent)と先生(Teacher)が協力(Association)して、みんなで子どもたちの健やかな成長を支えるために活動する団体のこと。

行事のサポートや見守り活動、保護者同士の情報交換などを通して、子どもたちのより良い学校生活を支えることが目的です。

どんな活動をする?

PTAの活動は、学校行事の手伝いや登下校の見守り、保護者向け講座や親子レクリエーションの企画など、子どもたちの学校生活を支え、保護者同士や学校との親ぼくを深めることを目的としたものが中心です。バザーや廃品回収、ベルマークの集計を思い浮かべる方も多いかもしれません。

内容や回数は学校によりさまざまですが、共働き家庭の増加や新型コロナウイルスの影響もあり、集まる機会を減らしたり、SNSなどで連絡を取り合ったり、自宅でできる作業を分担したりと、無理のない形へと変わってきています。

役員って大変?

役員と聞くと、「大変そう」「責任が重そう」と思いますよね。一般的には、全体をまとめる会長や副会長、会計などからなる執行部があり、その下に広報や講座の企画、見守り活動などを担当する各グループがあります。

活動は保護者の会費で運営されており、毎年、活動計画と予算を立て、年1回の総会で活動内容や収支が報告されます。

どんなメリットがある?

PTAの活動に参加すると、学校に足を運ぶ機会が増え、学校のことが自然とわかってきます。先生の名前や教室の様子、学校の環境などを実際に自分の目で見ることができるので、子どもが話してくれることや、学校からのお知らせもよりよく理解できます。

初めてのPTA役員決めの思い出

「子どもたちの学校生活を支える」とわかっていても、時間のやりくりや人間関係の心配を考えると、役員を引き受けるのは躊躇してしまうものです。

私が住む地域の小学校では、入学式直後に保護者が集まり、希望者を募り、足りない場合はじゃんけんで決めるという方法でした。3歳下の子も抱えていた当時、「今年は避けたいなあ」と思いながら、その場に座っていたことを覚えています。

そんな中、執行部の方が「学校の様子がよくわかるようになりますよ」と話された言葉が、印象に残っています。

ちなみに、2年生からは事前の推薦・自薦制がとられており、入学時のようにその場でのじゃんけんで決めることはありませんでした。

役員にならなくても

PTA運営に深く関わらなくても、行事の際にお手伝いとして参加する方法もあります。私も役員を引き受けた年以外は、できる範囲で関わってきました。イベントの受付や前日の会場設営、自宅での工作など、無理のない形で参加していました。

当日は、子どもたちの楽しそうな様子を見るだけでも嬉しいものです。そうしたイベントを一から企画し、運営している保護者の方々への感謝の気持ちも、自然と強くなりました。

学年を超えたつながり

PTA活動を通して、他学年の保護者とのつながりも生まれます。そこから、先生には少し聞きづらい学校のことや、習いごとの情報、少し先の学年の子どもたちの様子などを知ることもできます。

「みんなそれぞれに子育ての悩みがあるんだな」「年齢とともにしっかりしていくんだな」と思えると、少し気持ちが軽くなりました。

就学前までは、子ども同士のつながりから保護者の人間関係が広がることが多いものです。でも小学生になると、子どもたちの世界がぐっと広がる一方で、親同士が顔を合わせる機会は意外と少なくなります。

そんな中でPTAは、子どもを通じた関係でありながら、「保護者として」だけではなく「一人の自分」としてつながれる場でもあると感じました。

絵本の読み聞かせサークルでの経験

わが子が通っていた小学校には、PTAの読み聞かせサークルがあり、子どもが卒業後も関わり続けています。絵本の読み聞かせというと低学年のイメージが強いかもしれませんが、5、6年生の子どもたちも意外と楽しみにしていて、静かに耳を傾けてくれます。私も最初は驚きました。

ある程度の人数が集まれる特別教室などを利用して、大型絵本やパネルシアター、ブラックライトシアターなどに挑戦した経験もあります。せりふの練習や道具の準備に手間もかかりましたが、一緒に作業をした保護者同士でアイデアを出し合い、子どもたちから期待以上のリアクションがあったときは本当に嬉しかったです。

新型コロナ禍には、読み聞かせ動画の制作に試行錯誤したこともありました。近年は参加保護者の減少もあり、活動は縮小していますが、それでも年に一度、各クラスに出向いての読み聞かせは続いています。これもまた代々取りまとめてくださる保護者のおかげで、OGの方々ともほどよい距離感でつながりが続いていることを、ありがたく感じています。

特技を生かし、得意に気づく場面も

PTA活動のなかでは、保護者それぞれが持つスキルや、思いがけない特技が生かされていました。手先が器用な方、会計処理を手早く正確にこなす方、わかりやすい資料を作るのが上手な方、デザインセンスを発揮して掲示物等を整えてくださる方など。私はそんなみなさんの姿に感心するばかりでしたが、「なるほど、こうすればいいのか」と学ぶ場面もたくさんありました。

きれいに完璧に仕上げなくても、「これで大丈夫」という空気にも救われました。

まとめ

PTAと聞くと、負担が大きそう、忙しそうと身構えてしまうかもしれません。私も最初はそうでした。でも、実際に関わってみると、無理のない範囲で参加でき、思っていたよりもずっと肩の力を抜いて取り組めるものでした。

学年を超えたつながりが生まれたり、学校や地域のことを少しずつ知ることができたりと、ほんの少し関わるだけでも視野や考え方が広がるように思います。男性保護者の参加や活躍も増えていて、活動の雰囲気も、これからさらに変わっていくかもしれません。

無理をする必要はありません。不安があっても大丈夫。自分に合った関わり方を見つけながら、小学校生活を送っていただけたら嬉しいです。

(hapima編集スタッフ O.M)