学び 小学1〜3年 小学4〜6年

【体験談】子どもが不登校に。相談先や子どもとの関わり方について

「学校に行けない」。 

ある日、子どもが不登校になったらどうしますか?

実際に自分の子どもが一時不登校になった時、私は相談する場所も分からず、向き合い方にすごく悩みました。

いろんな人からアドバイスをもらい、サポートを受けながら、今わが子は学校に通えるようになりました。

この記事では、そんな困った時の相談先などについてお話しします。

学校に行けなくなったわが子

進級してしばらくは楽しそうに学校へ行っていたわが子。
時々「行きたくない」と言うことがあっても、「そうだよね〜。朝も早いのに偉いよ。帰ってきたらおやつ一緒に食べよう!」と声をかければ、「分かった!」と笑って登校していました。

ですが、その日は子どもが通学路をUターンして、泣きながら帰ってきました。

そして、小さな声で言いました。
「(学校に)行けない」。

私は出勤の時間が迫る中、「どうしよう、遅刻する」と焦る気持ちと同時に、「今までの“行きたくない”とは違う」と直感で感じました。

最初は「一時的なものかな。1日休んだら行けるだろう」と軽く考えていました。

でも、それから毎日、玄関までは行けるものの家から出ようとすると泣いて立ち止まってしまいます。何度も抱きしめて、なだめて送り出そうとしたり、一緒に通学路を歩いて学校まで行ってみたりしましたが…学校の中にはどうしても入ることができない状況が続きました。

学校でいじめられているのではないか、何か嫌なことがあったのかと聞いても「何もない」と。“待っていればそのうち戻る”と思っていましたが、これは難しいかもしれない。無理をさせずにしばらく休ませようと思いました。

それと同時に、「子どもになんて声をかけていいのか分からない」「どこに相談すればいいのだろう」「私の仕事はどうしよう」と、突然大きな壁が目の前に現れたようで、不安になりました。

「とりあえずできることから始めないと」と思い、学校の先生にも状況を伝え相談先を教えていただきました。

「相談してよかった。一人じゃないんだ」

不登校になった時の向き合い方について自分で調べたり、同じ悩みを持つママに教えていただいたりして、いろいろな相談先があることを知りました。

まず、小学校にはスクールカウンセラーが来校する日があり、先生にお願いすれば予約を取ってお話しすることができます(学校によって異なる場合があります)。また、校内にも教室外登校ができる場所があることが分かりました。

学校以外の居場所や相談機関としては、各市町村の教育センターや県総合教育センターには電話や対面で無料で相談できる場所があり、フリースクール等も利用できることが分かりました。2026年4月には富山県で県内初の学びの多様化学校(不登校特例校)「古志はるかぜ学園」が開校しました。

さらに、県内にも不登校や学校に行きづらい子どもがいる家族を支援する団体がたくさんあることが分かり、学校以外にも居場所をつくることができるのではないかと、親子ともに前向きな気持ちになれそうな気がしました。

私は相談先として富山県総合教育センターに電話をしました。知り合いが行ったことがあることが1番の理由ではありましたが、電話をすると、現在の様子やどんなことに悩んでいるのか、対面での相談を希望するかなど、じっくり話を聴いていただけました。話すだけですごく楽になったことを覚えています。面談では、子どもの話も聴いていただけるとのことで、後日予約を取り、伺うことにしました。

富山県総合教育センターでは、まず親子で面談した後に子どもとカウンセラーが別室で話す流れになります。子どもの話にも守秘義務があるため子どもが親に言いたくないことは誰にも言わないというお話しもあり、子どもも相談しやすい環境が整っているなと思いました。

私は今までの悩みやこれからの不安をカウンセラーに話しました。

その時に「お母さんはお子さんとじっくりお話しされてきたんですね。ここまでお子さんの気持ちを整理され、受け止められるのはなかなかできないことですよ」と声をかけていただき、自分のやっていたことが間違っていなかったと思いました。

また「今は不安だと思いますが、お母さんがお子さんと丁寧に向き合っておられるので少しお休みしたら学校に行けると思います。それまで支援をさせていただきますのでご安心ください」と言われ、「来てよかった。一人じゃないんだ」と本当にホッとしました。

周りの理解と調整できる仕事に救われた

相談をしたことで心にも余裕が生まれ、子どもには1週間は何も言わずに様子を見ようと思えるようになりました。

当時、私の仕事はリモートワークが可能でした。また、勤務時間もある程度融通が利く仕事だったので休みについてはすぐに調整することができました。

自宅では、私はパソコンを開いて業務を進め、子どもは自主学習をしたり、本を読んだり。

仕事先にも相談すると「社内で子どもが静かに過ごせるのであれば全然いいですよ!」と言っていただき、本や宿題のドリルなどを持って職場に連れて行ったこともあります。

それがまた、親子ともに気分転換になりました。

不登校には“期限”がない

不登校には、終わりが見えないんです。

今日行けても、明日は行けないかもしれない。
誰も悪くない。子どもも、私も。

わが子の場合は、しばらく休んだ後、学校で先生と子ども・親が面談を行い、自分のペースで学習や学校生活を送れることが分かると本人から「行きたい」と言ってくれました。そこから少しずつ慣れていき、今では毎日学校に行けるようになりました。

しかし、今も教室に入ることができない時はあります。そういう時には図書室などで自主学習をしたり、それでも学校にいることができない時には早退したりすることもあります。

不登校予備軍ではあるのかなと思います。

なぜ学校に行けなくなったのか、子どもとたくさん話す中で「勉強が難しい」「友だちができない」「楽しくない」といった小さな一つひとつが積み重なって崩れ、「自分だけができない」という思いが自信の喪失になったことが分かりました。

何の問題もなく安心して子どもを送り出し、学校から帰ってくるのを待っていられるには、まだ時間がかかると思います。

それでも少しずつ、一歩ずつ進んでいけたらと今は思っています。

同じように悩んでいるあなたへ

もし今、「子どもが不登校になるかもしれない。どうすればいいか分からない」と悩んでいる人がいたら、伝えたいことがあります。

学校に行けないことは悪いことではありません。

むしろ「行けない」「行けないかもしれない」と子どもが言ってくれるのは、親を信じているからこそです。そして、休むことは悪いことではありません。

少しでも悩んだら誰かに相談するか、プロの手を借りることをおすすめします。

私とわが子はたくさんの人に助けていただきました。今でも助けられていることはたくさんあります。目の前と未来、どちらも大きな壁に見えますが、小さな一歩を重ねることが、きっと未来につながります。


同じように悩む方が、このコラムを通して「一人じゃない」と感じてもらえたら嬉しいです。

【保護者向け】困ったときの相談窓口

(hapima TOYAMA編集部 ママライターN.K)