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子どもの「なんで?」は成長のサイン! 好奇心を育む関わり方とは

「なんで空は青いの?」「なんでご飯を食べないといけないの?」「なんで今日は保育園なの?」。子どもが成長するにつれて増えてくる「なんで?」の質問に、困ってしまうことがありますよね。

しかし、子どもの「なんで?」には、世界を知りたいという強い好奇心が詰まっているんです。今回は、子どもが「なんで?」を繰り返す理由や、親子で無理なく向き合うコツをご紹介します。

子どもの「なんで?」は学びの第一歩

子どもは毎日たくさんの発見をしています。

空の色、虫の動き、信号の仕組み、季節の変化。
大人にとっては何気ないことでも、子どもにとっては初めて出合う不思議なことばかりです。
その不思議を理解しようとして生まれるのが、「なんで?」という質問です。

子どもは質問を通して情報を集め、自分なりに考え、世界の仕組みを少しずつ理解していきます。また、「なんで?」には知識を得るだけでなく、「ママやパパと話したい」「自分の考えを聞いてほしい」という気持ちが込められていることもあります。

こども家庭庁が策定する「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(はじめの100か月の育ちビジョン)」では、子どもは周囲の環境や人との関わりの中で主体的に学びを深めていく存在であるとされています。
大人との対話は、子どもの興味や関心を広げる大切な機会なんです。

4歳息子の「なんで?」は突然始まる

わが家の4歳の息子も「なんで?」が大好きです。

ある日の帰宅中、車の窓から空を見ながら、「なんで雲は動くの?」「なんで雨が降るの?」と次々に質問してきました。その日を境に、「なんで?」が続くようになりました。

初めて聞かれたときは「ついにきた!」と思い、何にでも興味を持ってくれることが嬉しかったのを覚えています。
子どもでもわかるように丁寧に説明し、わからないときは、正直に「ママもわからないから、後で一緒に調べてみよう」と返すようにしていました。
「なんで?」をきっかけに親子の会話のレパートリーが増え、一緒に調べてみることで私の知識も深まりました。
「そんなことに気付くんだ」と、子どもの視点にはいつも驚かされます。
また、理由がわかったとき、息子がすごく嬉しそうな顔をするので、こちらまで嬉しくなりました。

しかし、困ったのは、大人の行動について「なんで?」と質問してくることです。
例えば、「なんでこの服を選んだの?」「なんで今日のご飯はこれなの?」というようなものです。
できる範囲で答えていましたが、あまりにも続くと自分の行動を責められているような気持ちになり、イライラしてしまったこともありました。

そんなふうに息子の「なんで?」に向き合っているうちに、今では、質問されることが減ってきました。

大切なのは「正解を教えること」ではない

子どもの質問に対して、親はつい正しい答えを伝えなければと思いがちです。

しかし、必ずしも完璧な説明をする必要はありません。
大切なのは、子どもの疑問に関心を持ち、一緒に考えることです。
説明をするだけでなく、「どうしてだと思う?」と問いかけてみるのもいいと思います。
自分で考える経験は、主体的な学びにつながります。

また、子どもが考えた答えが正解でなくても、「そういう考え方もあるね」と受け止めることで、「考えることは楽しい」という気持ちを育むことができます。

年齢別「なんで?」への答え方のコツ

子どもの「なんで?」への答え方は、子どもの年齢によって異なります。

●      3~4歳頃はシンプルに答える

この時期は、難しい説明よりも分かりやすさが大切です。
例えば、「なんで雨が降るの?」と聞かれたら、「雲がお水をたくさん持っていて、それが落ちてくるんだよ」といった簡単な説明で十分です。

まずは「なるほど」と感じられることを優先しましょう。

●      5~6歳頃は考えるきっかけを作る

この年齢は理解力が育ってくる時期です。
質問に答えるだけでなく、「○○ちゃんはどう思う?」「どうしてそう考えたの?」と聞き返してみるのもおすすめです。

親子の会話を通じて、考える力や表現する力を育むことができます。

●      小学生は一緒に調べてみる

小学生になると、図鑑や本、インターネットなどを活用できるようになります。
分からないことがあったら、「図鑑で調べてみようか」「一緒に調べてみよう」と声をかけてみましょう。

答えを知るだけでなく、情報を探し、自分で学ぶ力を身につけるきっかけになります。

忙しいときはどうする? 「なんで?」への無理のない向き合い方

子どもの好奇心を大切にしたいと思っていても、毎回じっくり対応するのは難しいものです。
自分が朝の支度や夕飯作り、仕事や家事に追われているときは、余裕がなくなってしまうこともあります。

そんなときは、無理に答えようとしなくても大丈夫です。
大切なのは、質問を無視するのではなく、「聞いているよ」という気持ちを伝えることです。

例えば、「いい質問だね。あとで一緒に考えようか」「ご飯を作り終わったら教えてね」「ママも気になるな。後で調べてみよう」といった声かけがおすすめです。

子どもは「自分の話を聞いてもらえた」と感じるだけでも安心します。
また、子どもの質問の中には、大人でも答えられないものがあります。そんなときは、「ママも知らないな」「一緒に調べてみよう」で十分です。

知らないことを調べる姿勢を見せることは、子どもにとって良いお手本になります。
親がすべての答えを知っている必要はありません。

子どもの「なんで?」を未来の力につなげよう

子どもの「なんで?」は、ときに親を困らせることもあります。
しかし、その背景には「知りたい」「やってみたい」「理解したい」という意欲があります。
好奇心は、学びの原動力です。
そして、その好奇心を支えるのが、身近な大人との対話です。
すべての質問に完璧に答えようとしなくても大丈夫。

「一緒に考えよう」「面白いことに気付いたね」「あとで調べてみようか」。
そんな言葉を交わしながら、子どもの「なんで?」を大切に育んでいきたいですね。

参考:こども家庭庁「はじめの100か月の育ちビジョン」