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編集部のライターたちが書き下ろした
富山での子育てに役立つ情報をまとめています

とやまのこと
2021.12.28

冬到来! 雪への備え、どうしている?

「数十年に一度の〇〇」。ん? つい最近も聞いたけど……ということがここ数年少なくないような気がします。

 

昨シーズンは大寒波によって大雪に見舞われた富山。

交通にも大きな影響が出て、学校や仕事も休校・休業になったりリモートになったりと、急な対応に追われた方も多かったのではないでしょうか?

 

東京出身の私も、富山に来て7回目の冬を迎えようとしていますが、雪道には慣れたようでまだまだ慣れず、雪かきスキルも未だに初級レベルといったところ……。

 

富山の冬を経験する中で感じた、雪への備え、心構えの大切さを、改めてここでご紹介します。

 

 

本格的な冬が来る前に! 早めの準備を

週間天気予報を何気なく見てみると、あれ、金曜日に雪マーク?!

そろそろ降るかな~と思ってはいたものの、あれもこれも準備していない!

なんて経験はありませんか?

 

いざ雪が降ってしまうと、必要なものを買いに行くのも一苦労。

準備は早めに進めておきたいですね。

 

ここで、今一度備えておくものを一通りおさらいです。

 

タイヤ交換

車に乗るならこちらはマスト。

まだいいかな~と思っていると、休みの日に限って天気が悪かったり、カーショップやガソリンスタンドはいつのまにか予約がいっぱい……なんてことも。

早期割引や女性割引などを実施しているお店もあるので、うまく活用して早めに交換しておきたいですね。

 

また、タイヤは経年劣化するもの。溝がすり減ったタイヤではきちんと効果を発揮してくれません。適当な時期に買い替えが必要です。

タイヤには様々な種類がありますが、富山の雪道にあった性能のものを選ぶのが大切。

お店の方に聞いてみれば詳しく教えてくれますよ。

 

余談ですが、私が富山に来た当初は四輪駆動の車に乗っていました。雪道、特に坂道でのパワーは別格。

雪道の走行に慣れていない方には特におすすめします。

現在は前輪駆動の車ですが、しっかりした性能のタイヤを履いているだけでも、だいぶ安心感があります。

 

雪かきグッズ

車のスノーブラシ、スコップ、スノーダンプ(通称“ママさんダンプ”)。

この3点は揃えておいたほうがいいもの。

 

シーズンになると、ホームセンターだけでなく、ドラッグストアにまでずらりと並びます。

これらも、早めに準備しておかないと品薄になってくるので要注意!

 

我が家では、まとまった量の雪にはママさんダンプ、圧雪でかたくなったところや車周りなど細かなところはスコップ、と雪の状況に合わせて使い分けています。

 

長靴、スノーブーツ

車社会とはいえ、玄関から車まで、車から目的地までのちょっとした距離でも雪が積もっていれば歩けませんよね。

長靴やスノーブーツもぜひ雪が降る前に準備しておきたいものです。

 

一口に長靴、スノーブーツといっても、機能的なものからおしゃれなものまで本当にたくさんの種類があって迷ってしまいます。

雪の積もり具合によって使い分けられるように、丈の長いものと短いものがあると便利。

 

東京育ちの私は、雪道の歩き方を知らないので、靴底のすべり止め機能も重視すべきポイントです。

 

子どもの雪遊びグッズ

我が子にとっては初めての本格的な雪。せっかくだから遊ばせてあげたい! と思ってはみたものの、長靴もなければスキーウェアもない……ということに気がついたのは、昨シーズンの雪が降り始めてからでした。

 

案外見落としがちですが、いざそろえようと思っても、どこまでそろえていいかわからないという方も多いのではないでしょうか?

 

結局我が家では、玄関先で少し遊ばせる程度だったので、長靴を用意して、あとはダウンジャケット、ニット帽、手袋で乗り切りました。

 

本格的に遊ばせたい! ということであれば、年齢に合わせてつなぎタイプやセパレートタイプのスキーウェアがあるといいですね。

 

ソリなどもあると、遊びの幅が広がります。

雪があまり降らないシーズンだと雪山でしか出番はなさそうですが、前回のようにドカンと大雪が降れば庭先でもソリ遊びができそう。

お買い物の荷物運びにもソリを活用している方を見て、なるほどその手があったか! と驚きました。

 

 

★おおらかな気持ちと助け合いの心

毎朝の雪かき、雪道での運転……。雪が降ると、出かける前にも移動にも普段の倍以上の時間がかかります。

どうしても時間に余裕がなくなりがちですが、できるだけの準備をしてゆとりを持った行動ができるといいですね。

 

大雪は大変な状況ではあるのですが、何となく、人との距離が縮まる瞬間でもあるのではと思っています。

 

雪かきの時のご近所さんとの一体感。

過去に車が雪にはまってしまったときは、通勤の忙しい時間帯にもかかわらず、道行く人々が集まって助けてくれました。

 

大変なのは、みんな同じ。

いざというときに助け合えるぐらいの穏やかな気持ちと時間の余裕を持ち合わせていたいものです。

 

 

雪の大変さばかりが目立ってしまいますが、実は私、富山に来てから冬が好きになりました。

雪の次の日、晴れた朝の美しさ、立山連峰の壮大さ。シン……と静かな空気。

積もりに積もった雪も、子どもにとっては最高の遊び場。

 

忙しい毎日の中で見過ごしがちですが、そんなところにも目を向けられるように、ゆったりとした気持ちと万全の準備で冬を乗り切っていきたいですね。

 

(はっぴーママ編集部 ママライターR