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富山での子育てに役立つ
親子で楽しむ薬膳歳時記 ~12月 師走(しわす)~
薬膳とは、季節や自分の体調に合わせた食材をバランスよく取り入れる食事方法のこと。難しいイメージがありますが、いつもの食材や調味料を組み合わせるだけでOK! 四季折々の暮らしや食材を知ることは、子どもたちの「食育」にもつながります。親子で季節の移り変わりを楽しみましょう。
このコラムでは、薬膳料理研究家の谷口ももよさんが、年中行事や旬の食材についてやさしく解説。ビタミンDや食物繊維「βグルカン」が豊富で、免疫力アップが期待できる注目のきのこ「ハナビラタケ」を使ったレシピもご紹介します!
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●12月は師走
師走は文字通り、お坊さんが年末に向けて東西駆け回るという意味といわれています。
本格的な寒さからしっかり体を守りながら、年末慌てないように計画的に過ごしたいものですね。
12月13日を「正月事始め」といい、神様をお迎えする準備として、すす払いをする日でもあります。新年を気持ちよく過ごせるよう、家によい気を入れ込むためにも年内にしっかり掃除をしたいもの。大掃除を年末ぎりぎりにしないように、すす払いの日から徐々に家のお掃除もしましょう。
●冬至には小豆粥を
今年の「冬至(とうじ)」は22日です。冬至は1年で最も日が短い日。冬至粥といって、厄除けの意味もある小豆粥を食べる風習があります。また「ん」のつく食べ物で運気がアップするともいわれ、カボチャは別名南京(なんきん)なので、小豆とカボチャを合わせたお粥もよく食べられます。
冬は寒さから身を守るために、しっかりとエネルギーチャージが大切です。真夏の太陽をしっかりあびた陽のパワーのあるカボチャをお粥にして食べるのはビタミンも豊富でおすすめです。ネギやニラも旬の野菜。辛味のある食材は発汗作用があり、代謝も促します。
●発酵食材やスパイスで身体を温かく
12月は寒さから身を守りながら、年末の食べすぎに気をつけましょう。辛味のある食材だけでは保温性がないので、身体を温める「温性」の食材である、みそや麹(こうじ)などの発酵食材、スパイスなどもプラスして温かいお料理で身体も温めましょう。
おすすめ食材:ネギ、ニラ、発酵食材、スパイス
【ハナビラタケを使ったおすすめレシピ】
●ハナビラタケとカボチャの韓国風粥
カボチャとハナビラタケ、ショウガでつくる韓国風のお粥です。ごま油を入れるだけで一気に韓国風になります。ハナビラタケのシャキシャキ感とカボチャのホクホクした食感を楽しめます。発酵食品のみそで味をつけると、さらに身体を温め、腸内環境にもよいですね。
今回は黒米がブレンドされた雑穀米を使用しています。黒米は血の巡りにもよく、おすすめです。もちろん白米でもOKです。
■材料(2~3人分)
ハナビラタケ 80g
カボチャ 80g程度
ショウガの千切り 10g程度
みそ 大さじ1
ごま油 大さじ1
水 500cc
ご飯(あれば黒米入り) 茶碗1杯分
■作り方
①ハナビラタケは食べやすい大きさに、カボチャは2cm角程度に切る。
②鍋にごま油を熱し、ショウガの千切りを炒めて、香りが出たら水とご飯、ハナビラタケ、カボチャを入れる。10分少々煮込んで、カボチャが柔らかくなったら完成。仕上げにみそで味を調えます。
ショウガは火を通すのであまり辛くはありませんが、子ども向けにはお好みで量を調整してください。大人はキムチなどと一緒に食べてもおいしいですよ。
(はっぴーママ編集部 ママライターN)