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富山での子育てに役立つ
親子で楽しむ薬膳歳時記 ~10月 神無月(かんなづき)~
薬膳とは、季節や自分の体調に合わせた食材をバランスよく取り入れる食事方法のこと。難しいイメージがありますが、いつもの食材や調味料を組み合わせるだけでOK! 四季折々の暮らしや食材を知ることは、子どもたちの「食育」にもつながります。親子で季節の移り変わりを楽しみましょう。
このコラムでは、薬膳料理研究家の谷口ももよさんが、年中行事や旬の食材についてやさしく解説。ビタミンDや食物繊維「βグルカン」が豊富で、免疫力アップが期待できる注目のきのこ「ハナビラタケ」を使ったレシピもご紹介します!
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10月は神無月(かんなづき)
10月の和風月名は「神無月(かんなづき)」といいます。
10月は島根県の出雲大社に神々が集まる月とされ、出雲地方以外では神無月といわれます。
出雲地方だけは神様が集まるので、神在月(かみありづき)と呼びます。
出雲大社の祭神であるオオクニヌシノミコトが自分の子どもたちを全国に置き、各地を護らせているといわれ、年に1回、その子どもたちや他の神々も呼び寄せて、来年について話し合う時期が設けられたのが10月といわれています。
五穀豊穣、そして縁結びの神といわれる出雲大社。
10月は縁を大切にしたいですね。
秋の味覚を家族や仲間と
秋が深まり、紅葉も色が濃くなってきます。10月といえば運動会、紅葉狩り、ハロウィーンなど、家族や仲間で集うことも多い月です。
炊き込みごはんやお鍋、ちらし寿司など秋の味覚を家族団らんで楽しみましょう。
気温も暑すぎず、寒すぎないので、運動を始めるのにもぴったりです。
栗拾いや芋掘りもこの時期ですね。
東北の伝統食である芋煮会も、この時期によく開催されるそうです。
栗やサツマイモを使っていなりずしやおこわをつくって、お弁当を持って紅葉狩りを楽しむのもよいですね。
イモやキノコで風邪をひかない体づくり
10月から冬に向けての準備も始めます。お鍋なども恋しくなる季節ですね。
乾燥から守ってくれる、潤いのある温かいお料理を心掛けます。
風邪をひかないように、身体にエネルギーを補うイモ類や、免疫力を高めるキノコ類、代謝を高めるしょうがなども活用してみてください。
おすすめ食材:サツマイモ、里芋、しょうが、白ごまなど
【ハナビラタケを使ったおすすめレシピ】
●ハナビラタケと牛肉の芋煮
山形県など東北地方各地で行われる季節行事に「芋煮会」があります。
10月ごろ、河川敷などに集まり、里芋や牛肉、キノコなどを煮込んだ鍋料理を作って食べる行事です。
素朴なものも皆で分け合ってたべると美味しいですね。
身体が温まり、ほっこりしたやさしい味わいの里芋に、ビタミンDが豊富なハナビラタケと、血液をつくる牛肉をあわせたシンプルな煮込みスープをご紹介します。
お好みでこんにゃくやナメコを入れてもいいですね。
■材料(2~3人分)
ハナビラタケ 80g
牛肉 80g
里芋 3~4個
酒 大さじ1
みりん 小さじ1
しょうゆ 大さじ1
水 300㏄
針生姜、七味唐辛子 お好みで
■作り方
①里芋は皮をむき、食べやすい大きさに切る。塩小さじ1程度をまぶし、ぬめりを取って水で洗う。
②鍋に①と水を入れ、中火で10分ほど煮る。食べやすい大きさに切った牛肉と、手で割いたハナビラタケも入れ、調味料を入れてさらに10分程度煮込んだら完成。大人はお好みで針生姜をのせたり、七味唐辛子を振ってもおいしいです。
(はっぴーママ編集部 ママライターN)