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編集部のライターたちが書き下ろした
富山での子育てに役立つ情報をまとめています

ヘルスケア
2021.06.15

正しい知識でUV対策を! ~楽しい夏を迎えるために~

皆さんは正しいUV対策できていますか?UVとは紫外線(Ultra Violet)のことを指します。「日焼け止めは数値の高いものを使っていれば大丈夫!」と思っていませんか。また「子どもに大人と同じ日焼け止めを使っていいのかな?」と疑問はありませんか。
今回は、UV対策の基本である日焼け止めの知識と、身につけることで予防できるアイテムをご紹介します。

 

UV対策は夏本番前から開始を!

UVは5月から8月にかけてどんどん増加していきます。

出典:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_month54.html
「日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ 2020年 富山」(気象庁ホームページより)

UVを浴びすぎてしまうと、以下ダメージを高める可能性があります。

  1. しわやしみなどの皮膚老化を早めてしまう
  2. 将来的に皮膚ガンが起こりやすくなる
  3. 目の病気(白内障、翼状片、眼腫瘍など)が起こりやすくなる

 

出典:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_month54.html
「日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ 2021年 富山」(気象庁ホームページより)

今年もすでに、UVは増加しています。
新型コロナウイルスがまだまだ猛威をふるうなかで「家にいるからUV対策は必要ない!」と思っていませんか?
実は家の中にもUVは入ってきています。

 

★日焼け止めの違いは?

日焼け止めにはSPF(Sun Protection Factor)PA(Protection Grade of UVA)という表記があるのを知っている人も多いと思いますが、その違いはご存知ですか?

これらは、それぞれブロックするUVの種類が違います。
UVには3種類あり、波長の長さからUVA、UVB、UVCと分けられています。

SPFはUVBを防ぐ効果を数値化したものです。
UVBを浴びすぎると短時間で肌に赤みや炎症(サンバーン)をもたらし、そのままにしておくと後々、肌が黒く(サンタン)なり、悪影響をもたらします。
SPFは1~50までの数値で表されます。
購入のポイントとして、こまめな塗り直しが難しい場合にはSPFの高いアイテムを選びましょう。
ただし、子どもの肌はデリケートなため、海やレジャーに行く場合でもSPF30以下がおすすめです。

PAはUVAを防ぐ効果を+(プラス)の数で示しています。
UVAは太陽から届くUVの9割を占めます。しかも、曇りの日でも、部屋の中に入ってきます。
UVAを浴びすぎると肌にコラーゲンやヒアルロン酸などを作る力を低下させます。
その結果、肌のハリや弾力が奪われる原因になります。

PAは以下のように4段階に分類されます。
PA +++++極めて高い効果がある
PA +++++非常に高い効果がある
PA +++++かなり効果がある
PA +++++効果がある

購入の目安としてレジャーなど日差しが強いところで使う場合は、PAが高めのものを選ぶようにしましょう。

また、SPFやPA以外で、子どもに日焼け止めを使う場合のポイントは3つです。
「ノンケミカル」「塗りやすいテスクチャー」「お湯で落ちる」ものを使うことです。
このポイントに注目して選ぶと、子どもの肌に負担が掛かりません。
せっかくの日焼け止めも汗で落ちると意味がないので、こまめに塗り直すことが大切です。

どこの化粧品メーカーも2~3時間に1回の塗り直しを推奨しています。

「そんなに頻繁に塗るのは無理!」というママ・パパにおすすめなのは、スプレータイプの日焼け止めです。
忙しい朝でも、服を着てから「日焼け止め塗ってなかった」という時でも服の上からUV対策ができますよ。
私もスプレータイプを愛用しているのですが、メリットは

  1. 肌の3倍以上にUVのダメージを受けると言われている、髪の毛にも使えること
  2. こまめに重ね塗りができる
  3. 肌の弱い子どもにも服の上から塗れる

など、使ってみるといいことだらけでした!

日焼け止めを使った日には、お風呂でしっかり落としましょう。
その後は保湿を念入りにすることが大切です。

ただし、スプレータイプを使用する際は口や目に入らないよう注意しましょう。また商品に記載してある注意書きをしっかり読みましょう。

 

★身につけるものでもUV対策を!

日焼け止めだけではUVを100%防ぐことはできません。
UVカットのアイテムを身につけることでUV対策だけではなく、日射病の予防にもなりますよ。

☆帽子
子どもの帽子を選ぶ中で、私がチェックしているポイントは4つです。

  • 首の日よけがついているか
  • あご紐があるか(引っぱると外れるものがベスト)
  • 風通しがいいように一部メッシュ素材になっているか
  • UVカットの表記があるか

子どもは首に汗をかきやすく、炎天下での砂場遊びなど下を向いて遊ぶことが多いので首に日よけがあるものを選びましょう!

 

☆アームカバー・UVカットパーカー・日傘
ママの必須アイテムですね!
UVカットパーカーは子ども向けもあるので、汗が引いてきたタイミングで着せるのものいいでしょう。
子どもと一緒だと、屋外にいる時間も長くなります。
アームカバーや日傘などで、肌になるべくUVを当てないようにしましょう。

 

★折りたたみテントなどで日陰を作る工夫も

キャンプのブームと共にテントを持ってアウトドアに出かける家族を見かけることが多くなりました。
屋外で日陰がない場合はテントなどを使って自分たちで対策する工夫も必要かと思います。
着替えの際の目隠しにもなるので、便利ですよ。

 

6月を過ぎて25℃以上の夏日を記録する日も出てきました。
普段からのUV対策で、将来子どももママ・パパも皮膚のトラブルに悩まされないように今から心掛けていきましょう。
それに伴い、熱中症対策も万全に行うことが大切です。
今年の夏もマスクが必須になりそうですが、屋外では新型コロナウイルスの感染対策を予防しながら家族の健康を守り、楽しく夏を過ごしてくださいね!

 

(はっぴーママ編集部 ママライターN)