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編集部のライターたちが書き下ろした
富山での子育てに役立つ情報をまとめています

育児
2024.07.30

多様な就学のカタチを知ろう 

園での団体生活や家庭での様子から、子どもの発達が気になり、今後の就学に不安を持つママさんもいるのでは?

今回は、自身も聴覚障害の子どもと生活し、特別支援学級の担任をしたことがあるママライターが特別支援教育や就学についてまとめました。

特別支援教育とは?

特別支援教育とは特別支援学校や、地域の小学校にある特別支援学級のことです。
特別支援学級では、普段は特別支援学級で学びながら、習熟度に応じて通常の学級で学習を行います。

 

また、通常の学級に在籍しながら、週に1時間程度別室で学習する通級指導があります。
通級指導では、言葉の遅れや学習の進捗に応じた個別の指導が行われます。

学校にもよりますが、その子にあった配慮やサポート体制についてアドバイスを受けることができます。

子どもの教育環境を幅広く知り、悩みは抱え込まずに相談してみましょう。

 

就学に向けての相談

全市町村で巡回就学相談会(地区相談)が開催されています。
富山市では「さわやか相談会」、朝日町、入善町、黒部市、魚津市では「にこにこ相談会」など、地域ごとに呼び方は異なります。
就学に向けて心身の発達に不安や悩みがあるときは、利用してみましょう。

また、富山県総合教育センターや富山県内の特別支援学校でも教育相談が可能です。

 

富山県総合教育センターのサイトでは電話相談や地区相談の案内が掲載されています。
発達・就学・学習・気になる行動に関する相談(特別支援教育)
https://www.center.tym.ed.jp/soudan/hattatu/10015

 

相談会では、就学前から学校卒業後までの障害のある子どもとその保護者に対し、教育・福祉・保健・労働などの専門家による相談を行っています。
就学に加えて、子どもの発達に関するアドバイスも得られます。

 

特別支援教育に関する詳細な情報は、富山県の教育委員会が発行している富山の特別支援教育と、
インクルーシブ子育て応援KANON.が提供している「小学校就学応援さぽーとぶっく」(富山県立中央病院や富山県リハビリテーション病院・こども支援センターで配布)に詳細が記載されています。

 

 

小学校の特別支援学級の担任を経験したことから、中学校への就学についても携わった経験があります。
担任をした児童の保護者は自分の子どもに合った教育機関を専門家に相談しつつ子どもと一緒に、それぞれ地域の小学校や特別支援学校を選んでいました。
就学について、保護者もわからないことが多いと思います。相談と情報収集を積極的に行ってみましょう。

 

参考文献:小学校就学応援さぽーとぶっく(インクルーシブ子育て応援KANON.)
     富山の特別支援教育(富山県教育委員会)

(ママライター S.E)