LINE公式アカウント Instagram twitter facebook
LINE公式アカウント Instagram twitter facebook

Topics

編集部のライターたちが書き下ろした
富山での子育てに役立つ情報をまとめています

ライフスタイル
2024.05.22

見直してみよう!家事も育児も家族でシェア

新級、進学、転居など、何かと変化の多い4月。
新しい生活が始まる中でやるべきことが増えたことも多いのでは?
あっという間に5月を迎え、少し疲れていませんか?
そこで、一歩立ち止まって、家事・育児のシェア方法について見直してみましょう。

 

 

「名もない家事」を洗い出し

 

日、生活をする上で当たり前に行っている家事ですが、「何をやっているのか」と聞かれると意外と答えられないもの。なぜなら、家事と呼ぶほどではないけれども、誰かがやらなくてはいけない小さな仕事がたくさんあるからです。最近では「名もない家事」と呼ばれていますね。「名もない家事」は大変さが家族に伝わりにくく、行っている人は精神的にも肉体的にも疲労がたまります。

 

 

そこで、家事リストを作ることをオススメします。何となく行っている家事を文字にすることで、家庭内で家事の共通認識を持つことができます。

 

 

家事リストは一から書き出しても良いですが、インターネットで検索すると、様々な都道府県や企業のホームページ、個人ブログなどにも掲載されています。

 

 

また、はっぴーママオリジナル「家事・育児シェアシート」もオススメ。
得意・不得意を書き出し、お互いを改めて理解するきっかけになったり、誰が何をどのくらい行っているかを項目ごとに色分けしたりすることで、現在の状況を分かりやすく整理できます。

それらを活用し、家族の家事リストを作成してみましょう。

 

 

リストを元に家族で話し合い

完成したリストを元に、まずは誰がどの場面で負担を感じているのかを検証していきましょう。

  

我が家の場合
共働きなこともあり、平日、私が仕事から帰ってきた後に行う家事が負担になっていることに気が付きました。

 

・子どものお迎え
・夕飯の献立を考える
・夕飯作り
・夕飯の盛り付け
・食べ終わったお皿を食洗機に入れる
・お風呂を掃除して、お湯を入れて子どもたちに声をかける
・洗濯(多い時で2回)
・部屋の片づけ
・掃除機をかける
・子どもの次の日の準備の手伝い
・子どもの歯磨きの仕上げ
・子どもの寝る時間の声かけ
・子どもに絵本を読む
・寝るまでそばにいる

 

夕方から子どもが寝るまでの時間はバタバタで、すべてが終わるとぐったりです。
特に負担になるのは夕飯作り。子どもたちは好きな食べ物、嫌いな食べ物が違うので、献立を考えるだけでも負担です。野菜を食べさせるために切ったり煮たり、見えなくしたりなど試行錯誤することも大変でした。

また、部屋の片づけなどは後回しにしますが、汚い場所が増えると心の負担になってくるのも事実。
「汚くても良し!」ではなくて、誰かがやってくれれば助かるのにと思っていました。

 

 

そこでパパができること、子どもたちができることを考え、分担することを提案しました。
パパの好きなことは料理、一方で片づけは苦手です。また、子どもたちは難しいことはまだできなくても小さなことを少しずつならできます。
パパには平日分の夕飯の作り置き、子どもたちには部屋の片づけやお風呂掃除をお願いすることにしました。

 

子どもをやる気にさせるには?

分担が決まったとしてもすぐに飽きてやらなくなってしまっては意味がありません。
継続させるため、やる気を引き出す仕組みと心構えを考えていきました。

 

 

1. ポイントカードで楽しくお手伝い

大人も子どもついつい集めたくなるポイントカード。年齢に合わせてポイントを設定しましょう。まだ小さな子の場合は食事の準備として、家族の箸やスプーンを並べてくれたら1ポイント。少し年齢が上がった子には野菜を切ったら1ポイントなど。
1年毎に1ポイントの項目を見直すことも子どものやる気につながりそうですね。ポイントがたまったら、お菓子やおもちゃ、お金などに還元できるといいですね。家族で還元内容についても決めておきましょう。

 

大切なことはスタンプを押すとき、たくさん褒めること。スタンプの数はそのまま褒めてもらった回数につながります。
毎日怒ってばかりで、なかなか褒めることが難しい時期も、スタンプカードが褒めるきっかけ作りになるかもしれません。

 

 

2. 上手にできなくてもOK。完成度には目をつぶろう

どんなことでも普段行っている人の方が早くきれいにできますよね。でも、でき上がりはシビアになりすぎないことが大切です。一生懸命やったことを「全然ダメ」と否定されては、悲しくなりますよね。否定されることを恐れ、チャレンジすることもできなくなるかもしれません。まずは、やってくれたことをほめ、習慣化することに重点を置きましょう。完成度は徐々に上がっていくので、長い目でみていきましょう。

 

 

 

無理なものは便利家電や外注の利用もあり!

分担することは理想ですが、パパやママの仕事が多忙であったり、子どもが小さくて手がかかったりなど、家庭によって様々な事情がありますよね。
そんな時は便利な家電の購入やプロに頼むのもひとつの手。
プロに依頼する場合は、業者によって得意とする分野が異なるので、自分たちにあったサポートを探したいですね。

 

ポイントとなるのは、①頻度②料金③内容です。

①の頻度は、自分で家事をする時間が取れず、かつ家の中は常にきれいにしておきたいと考えるのであれば週1回。自分でできるが、プラスαのきれいさを求めるなら隔週1回。他にも月1回の契約や必要なときだけスポットで頼む方法があります。

 

 

②の料金については、1回あたりの単価が一番高くなるのは、必要な時にスポットで頼む方法です。けれど、疲れているときに自分が一番気になるところをプロに助けてもらえるのは魅力的ですね。週1回や隔週1回とする場合は、月額の契約になることが多いため、料金は割安になります。

 

 

③は業者によって様々あり、キッチン、トイレ、お風呂などの「掃除」。作り置き、その日食べるもの、カットだけを依頼する「料理」。「洗濯」「アイロンがけ」など多種多様です。

 

 

外注の情報を調べることで選択肢が広がり、心の安定につながりますよ。

 

 

家事育児をシェアすることは仕事を押し付けあうことが目的ではありません。家庭内で自分の役割を担うことは、家族の一員であることへの自信にもつながります。
また、家事育児を実際に行うことで、初めてその大変さを理解し、家族に感謝するきっかけにもなります。家事育児シェアを通して、家族の仲がより深まるといいですね。

 
 

(ママライターM.T)