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編集部のライターたちが書き下ろした
富山での子育てに役立つ情報をまとめています

ごはん・おやつ
2022.04.05

知らないなんてもったいない 「幻のきのこ」のはなし

お子さんはきのこ好きですか?
 

我が家の子どもたちは、エノキダケやナメコは食べますが、風味が強いシイタケやシメジはあまり得意ではない様子。きのこは食物繊維が豊富なので、便秘がちな我が家の子どもたちにはぜひ食べさせたい食材なのですが、いかんせん私のきのこ料理のレパートリーが少なく、おみそ汁か炊き込みご飯に入れるぐらい。
 

ところがつい最近、「花弁茸(ハナビラタケ)」というきのこに出あいました。白くてヒラヒラしたフリルのような華やかなきのこです。
 

 

ハナビラタケは高山地帯に自生し、以前は人工栽培が難しいとされていた「幻のきのこ」。ほかのきのこより食物繊維が多く、特に免疫力を高めたり、美肌効果があるとされる「β-グルカン」が豊富なのだそうです。子どもだけじゃなく、ママもぜひ食べてみたい!!!
 

が、しかし!!
 

新顔のきのこなんて、料理が得意とは言えない私にはハードルが高すぎます。
困った挙句、油揚げとねぎのおみそ汁に放り込んでみました。結局みそ汁…。
 

 

すると、
コリコリとした食感で、味にはクセがなく、子どもたちも喜んで食べてくれました。
ついでに、ハナビラタケを刻んでハンバーグにも入れてみましたが、これも食感にアクセントが出るだけでなく、きのこの旨味がプラスされてとってもおいしい!!!
 

どんな食材にも合うので、いろいろな料理に入れることができそうです。ハナビラタケを加えるだけで、栄養バランスが良くなり、料理のかさ増しにも。時間がない時でも、さっとちぎって手軽に使えるので、冷蔵庫の常備食材のひとつになりそうです。
 

このハナビラタケ。最近は安定した人工栽培の方法が確立し、富山県内でも大阪屋ショップなどで購入できるようになっています。県内で生産しているのは、高岡市の株式会社森の環(もりのわ)です。
 

 

旧繊維工場を改装した本社工場「あしつきの森」では、100%国内菌床にこだわり、庄川水系の軟水を使ってハナビラタケやシイタケ、キクラゲなどのきのこを栽培しています。特にハナビラタケはほぐれやすく形が崩れやすいので、人の手できれいに刈り取りをし、丁寧にパック詰めされています。
 

 

この工場では、地中熱や太陽光発電など環境に配慮した再生可能エネルギーを活用。使い終わった菌床を肥料や休耕地の土壌改良に活用したり、包装資材をトレーからピロー(鮮度保持フィルム)に変更してプラスチックごみ削減に取り組んだりと、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも注目されている企業です。
 

食べておいしく、環境にも優しい「幻のきのこ」。知らないなんてもったいない! ぜひ試してみてください。
 

※きのこ類は食物繊維が豊富なため、ほかの野菜に比べて消化に時間がかかります。小さいお子さんに食べさせる時は少しずつ試してみてくださいね。
 

大阪屋ショップのほかに、オンラインストアでも販売中。
もりのわ オンラインストア(http://morinowa.shop/)
 

(はっぴーママ編集部 ママライターN)