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富山での子育てに役立つ
年子育児はメリットもたくさん!上手に乗り越えるコツ
年子育児は双子を育てているようで大変だという話を聞くことがありますが、実際はどうなのでしょうか。
今回は、年子育児中のはっぴーママスタッフYが、年子育児を上手に乗り越えるコツを、
同じく年子育児中のスタッフNからの経験談も交えていくつかご紹介します!
始めに結論を言ってしまうと、年子育児は大変な場面が多いです。
ただ、何が大変かを想像できれば、大変なことを乗り越える方法も分かりますし、年子育児は大変以上にメリットもたくさんあります。
これから年子育児を控えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
●下の子の妊娠期~
スタッフN「おなかが大きくなっても上の子を抱っこする機会がありました。」
スタッフY「上の子は思ったより赤ちゃん返りがなく、おなかが大きくなると撫でてくれる場面も増えました。」
妊娠期はなるべく重たいものを持たず、おなかに負担をかけないよう言われますが、年子の妊娠中および出産後は上の子もまだまだ赤ちゃんなので、抱っこして欲しい時期です。
お出かけするときはベビーカーを使い、ぐずったときだけ抱っこするなど、長時間抱っこしないよう工夫をしましょう。
家にいるときに抱っこを求めてきたら、椅子に座って抱っこしたり、横になって抱きしめるなど、ママの体の負担にならない姿勢で抱っこしてあげればOK。
ママが立って抱っこしなくても、スキンシップを求めてくる上の子に満足してもらえますよ。
中には赤ちゃん返りをする子もいるので、ママ一人で乗りきるのは大変です。パパや祖父母など、周囲の人に助けてもらいましょう。
休日に家族に上の子を外遊びに連れていってもらい思い切り体を動かすことができれば、上の子のストレスがたまりにくくなります。遊んでもらっている間に、ママはゆっくり休みましょう。肉体的にも精神的にも負担がかなり違ってきます。
家族に頼れない場合は、保育園の一時保育や地域のファミリーサポートを利用するのも手です。
どちらも急には利用できないので、「利用することがあるかも」と思ったら、下の子の出産前に早めに登録を済ませておきましょう。
●下の子の新生児~
スタッフY「基本的には上の子優先で対応し、バウンサーや抱っこ紐、テレビなど頼れる便利グッズには全て頼りました。それでも下の子が生まれた頃に上の子がトイレトレーニングの時期だったので、下の子に母乳をあげているときに上の子がお漏らしすることがあるなど、咄嗟にどちらを優先すべきか悩む場面は多かったです。」
スタッフN「赤ちゃんが2人いるみたいでした。下の子の首が座った時期からは、おんぶして上の子優先で対応していました。」
子育ては1人でも大変ですが、年子だと赤ちゃんが2人いるようで、さらに大変さも増します。
1人目の1番大変な乳児期が終わり、一息ついた頃に2人目を出産し、下の子の大変な乳児期と上の子のイヤイヤ期やトイレトレーニングの時期が同時にやってきます。
上の子と下の子で泣くタイミングが同じなんてこともあるでしょう。
上の子は下の子の世話が終わるまで待ってはくれませんので、どちらかに合わせるしかない!と経験者2人の意見が合いましたよ。
どちらかに合わせることに申し訳ない気持ちになるママもいるかと思いますが、下の子は泣くことが仕事!と言われている年齢です。出来れば上の子に合わせるのがいいかと思います。
上の子は、まだ要求を我慢できる年齢ではないですし、もしわがままを言ったとしても、そのわがままを受け止めてもらえることで満たされる年齢でもあります。突然、弟や妹ができて戸惑っているかもしれません。
できる範囲で上の子のリズムに合わせてあげたら、安心できるかもしれないですね。
例えば、下の子が寝る時間だから布団で寝かしてあげたいけれど、上の子はまだ起きていて寝室にいけない時などは、下の子をおんぶや抱っこで寝かせ、上の子の相手をするなど工夫をしてみてください。
泣くタイミングで一番困ったことは、2人が同時に夜泣きした時です。
先に泣いた上の子を抱っこしていましたが、下の子が上の子の泣き声で起きてしまいました。その時ばかりは下の子を優先し、上の子に「泣いてるから降ろすね、一緒に寝ようね」と声をかけて降ろし、下の子に授乳をしながら上の子をトントンしました。
それからは上の子が理解したのか、夜泣きをすることがなくなった経験があります。
また、入浴時など、手が離せない時に大活躍するのがバウンサーやバスチェア、ベビーラックです。
下の子は、どうしても待ってもらうことが多いので、バウンサーやベビーラックを活用すると楽になりますよ。
電動ベビーラックは自動で揺れてくれるので、とても活躍しました!
●下の子の生後半年~
スタッフN「2人で一緒にいたずらされることもありましたが、仏の気持ちで見守っていました。」
スタッフY「どちらかが何かをすると、もう一人も真似したり、一緒にやりたがることが多いと感じました。」
下の子が動くようになると出来ることが増え、上の子も一緒に遊べて嬉しくなるようです。
よく静かにしていると思って見てみると、ティッシュが箱から出されていた、なんて話を聞きますが、2人でいたずらをされると大変さも2倍!
いたずらも同じことを一緒にしてしまうようなので、それも今だけだと思い、大きな心で見守りつつ、そんな様子を動画におさめておくと、いつか良い思い出だと思える日が来ますよ。
2人を同時に寝かしつけることも、根気のいる育児の一つです。
スタッフN「私は添い乳で寝かしつけていました。子どもが生まれた時から、寝る時に必ず❝大好きだよ。宝物だよ。お休みなさい❞と言っていたので、その言葉をかけると寝る態勢になっていました。」
スタッフY「私も下の子を添い乳で寝かしつけていましたが、くせになる前に止めようと早めに寝室へ行き、自分が寝たふりをして寝かしつけを始めました。」
下の子を添い乳で寝かせようとすると、上の子は必然的に背を向けて寝かしつけないといけません。
入眠前には❝こっち向いて❞と言われることもあり、悲しい思いをさせてしまうことも。下の子が寝たら上の子を
思いっきり抱きしめたり、起きている時は思いっきりわがままを聞いてあげたりするといいですね。
また、この頃には2人で楽しく遊んでいることが多かったですが、自分が寝たふりをしていると気づけば子どもも寝ていた、なんてことが何度かありましたよ。
●下の子が1歳前後~
スタッフN「年が近いので一緒に遊ぶことが多く、好きなキャラクターなど好みも似てくる時期がありました。」
スタッフY「最初は、下の子に上の子を❝ねえね❞と教えていたのですが、そのうちに名前で呼ぶようになりました。」
年が離れたきょうだいだと、好きなキャラクターや好みが違い、観たいテレビ番組などの取り合いになりがちです。
年子はその点、好きなものが似てきたり被ったりする時期があるので、同じテレビ番組を見てくれることが多く、とても助かります。
年子だと下の子は上の子に対して「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」というより、友達のような感覚になりやすいのも特徴です。
お互い一緒に遊べる相手がいるととても楽しいようで、性差なく一緒に遊ぶことも多いようですよ。
スタッフN「上の子も下の子も0歳9カ月と早いうちに断乳しました。」
スタッフY「上の子は1歳前に卒乳、下の子は1歳前からパパと協力して夜間断乳をはじめ、1歳になってから昼間も卒乳しました。」
断乳や卒乳はそれぞれの子どもや家庭によってタイミングがあると思います。離乳食をよく食べる子であれば早めに断乳を検討したり、仕事の復帰のため授乳が難しいと感じたときは、パパに下の子の対応をしてもらい断乳するなど協力し合いましょう。
●年子育児のメリットは他にも!
別のスタッフからは、こんな意見もありました。
スタッフS「きょうだいで3歳差だと遊ぶところが違うので、公園や児童館へ行きづらかった。」
公園や室内あそび場では、3歳までと3歳以上では遊ぶ場所が違うところが多く、年齢が離れているとどちらかに合わせないといけなくなりますが、1つ違いだとその心配があまりありません。
成長した後も年齢が近いおかげで遊びの感覚が似ていて、子どもたち2人で遊んでくれることが多いように思います。
きょうだいで仲良く遊ぶ姿を見るのは、親としてはうれしい光景ですよね。
他にも年子育児のメリットとして、小さなうちは上の子が使わなくなったタイミングで下の子がすぐ使えるようになるものが多く、何度も購入する必要がなく経済的という点もあげられます。
例えば、哺乳瓶や離乳食で使う調理器具、食器、おもちゃ、ベビーバスやベビーチェア、ベビーカー、さらに、同じ性別であれば服もすぐに着まわせます。
●まとめ
筆者の子どもは現在5歳11カ月と、4歳1カ月の姉妹です。上の子はしっかりしたお姉ちゃんでいつも妹の面倒を
見てくれ、お手伝いもしてくれます。
下の子は偏食やイヤイヤ期が終わり、自分で出来ることは出来るようになったので、育児がとても楽になりました。年子育児は❝乳児期はとても大変ですが、それもあっという間❞だったと実感しています。
子どもが大きくなった後は、年子の育児も良かったな、楽しく過ごせたなと思える時がきっとくることでしょう。
大変な時期は人に頼る練習をする時期、頑張るのをやめる時期、と今までと違った視点を取り入れてみると、ぐっと楽になり育児を楽しめる余裕もでてくるかと思いますよ。
ぜひ、参考にしてみてください。
(はっぴーママ編集部 ママライターY)