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編集部のライターたちが書き下ろした
富山での子育てに役立つ情報をまとめています

育児
2023.04.25

働く親の強い味方!病児保育活用で、子どもの体調不良を乗り切ろう!

多くの子育て家庭が一度は聞いたことのある病児保育。
子どもが体調不良のときの強い味方ですが、実際に利用したことのある方は少ないかもしれません。
そこで、病児保育の利用方法と実際に病児保育を活用している私の体験をご紹介します。

 

 

 

 

病児保育の予約

病児保育施設には当日予約のみの施設と前日予約が可能な施設があります。
あらかじめ最寄りの病児保育施設を調べておくと状況に応じて使い分けることが出来るので安心です。
予約方法は電話、またはインターネットがあり、施設によって異なります。
特にインターネットでの予約は事前登録が必要な場合があるので、当日に慌てないように前もって準備しておくといいですね。

 

予約時には名前、年齢、性別、身長、体重に加えて、離乳食、オムツの有無、前日・当日の食欲、排便状況、体調などを伝えます。
「最後にうんちしたのいつだっけ?」「今、体重どのくらいだっけ?」など意外と分からないこともあるので、事前に頭の中を少し整理してメモをとっておきましょう。

施設によっては、診察後で病名がわかっていないと予約できない場合もあるので確認しましょう。

 

 

 

診療情報提供書を依頼

病院に「病児保育を利用したいので、『診療情報提供書』をください」と伝えましょう。
「診療情報提供書」とは医師が患者の病名や症状を記入するものです。
病院で必ず受け取り病児保育施設へ提出しましょう。

 

 

 

 

いざ病児保育へ!

予約が完了し、病院から「診療情報提供書」を受け取ったら、病児保育施設へ向かいます。
持ち物は哺乳瓶、マグカップ、着替え、オムツ、おしりふき、お昼寝用バスタオル、好きなおもちゃ、絵本、薬、健康保険証、母子手帳など。看護師さんに体調などを改めて説明し、必要書類を記入します。
施設を出るときは、病気の子どもを残していくという罪悪感があるかもしれませんが、職員の方々の「いってらっしゃーい」の笑顔に背中を押されて仕事に向かいましょう。

 

 

 

 

病児保育へお迎え

お迎えに行くと職員の方から、定期的な体温測定の記録のほか、食事量、排便の有無、お昼寝の時間、機嫌はどうだったかなどの情報が記載された連絡票を受け取り、最後に利用料金を精算します。
相場は1日2,000円ほどで、子育て応援券の利用も可能なところが多いです。
富山市の場合は、「富山市ひとり親家庭病児保育利用料助成事業」制度により、自己負担額が助成される制度もあります。対象の方は事前に確認しましょう。

 

 

 

 

病児保育を利用してみて

●予約

私は2か所の病児保育を状況によって使い分けています。
朝子どもが起きてから急な発熱があった場合は、当日予約できる施設に電話します。予約が取りにくいと思われがちですが、今のところ予約が取れなかったことはありません。
前日から体調が悪かった場合は、病院を受診した後、前日予約が可能な施設に予約を入れておきます。そうすることで、当日は仕事に行く前に預けることが可能になり、仕事を休む必要がなくなるのでとても便利です。

 

 

●当日の朝

病児保育施設に到着してからは、実は心の中はドキドキ。
少し不安そうな子どもの顔を見ながら、泣かないかな、帰りたいと言わないかなと考えたり、迎え時間を伝える時も「こんなに預けてかわいそう? ひどい親だって思われない?」などと考えたりしてしまいます。
でも職員の方たちはドンと構えてくれているので、私も子どもを不安にさせないように笑顔で病児保育施設を出るようにしています。

 

 

●お迎え

笑顔で部屋から走って出てくる子どもを見て、ほっとします。
迎えに行った際にもらえる連絡票を読むのも嬉しいです。先生につきっきりで遊んでもらったことや、お昼ご飯をおかわりして食べたこと、お昼寝を3時間半もしたこと、鼻水を吸引してもらったことなど、びっくりするほどたくさんの出来事が細かく記入してあります。子どもに寄り添って過ごしてもらえた様子が分かり、丁寧に看護してくれた職員の方々の愛情を感じ、とても安心できます。
帰る時は、笑顔で職員の方とハイタッチ。朝から張りつめていた私の緊張が和らぐ瞬間です。

 

 

私はどうしても仕事を休めない時、仕事と子どもへの思いに挟まれて胃がキリキリしていました。
最初は体調が悪いのに病児保育なんてかわいそう…と思っていましたが、実際に預けてみると手厚い保育を実感し、安心して任せることが出来ました。
安心・安全な環境で、子どもが笑顔でいられることは何より幸せなこと。急な病気に悩むことがあれば、1つの選択肢として、病児保育を検討してみてください。

 

 

 ママライターT