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編集部のライターたちが
富山での子育てに役立つ
ひとりで抱えこまないで 育児の悩みを相談しよう 居心地のいい相談場所の見つけ方
育児中、特に就園前は、人と話す機会が減り、心が追いつめられてしまう場合があります。
ちょっとした悩みを相談できる場所はとても大切。
一歩外へ踏み出すと、想像している以上に相談できる場所はたくさんあります。自分にあった居場所を見つけましょう。
1.親子サークル
県内には多数の親子サークルがあります。同じ年頃の子どもたちが一緒に遊ぶことは子どもにとっても親にとっても刺激になります。
実施されている回数や内容、登録が必要かどうか等はサークルによっても異なりますが、
みんなで一緒に体操したり、工作したり、遊んだりすることで、保育士や他の保護者と仲良くなることができます。
子どもを遊ばせながら何気ない会話の中で悩みを相談できるといいですね。
サークルは幼稚園や保育所、認定こども園、児童館、子育て支援センターやコミュニティセンター等で実施されています。
幼稚園や保育所、認定こども園が主催のサークルに参加したとしても、その後に必ず入園しなくてはいけない訳ではありません。
登録が必要な場合は、4月に募集することが多いですが、登録不要の場所もあります。
ただし、原則としてその地区に住んでいる人を対象にしている場合が多いので、住んでいる市町村で探すようにしましょう。
■富山県
子育てサークル事例集について
(https://www.pref.toyama.jp/120101/kurashi/kyouiku/kosodate/shienjigyou/kj00012891.html)
2.子育て支援センター
子育て支援センターには保育士や相談員が常駐しています。
親子サークルを開催している場合もありますが、自由に過ごしたい親子は無理に親子サークルに参加しなくても大丈夫。
遊び場のひとつとして利用するうちに、よく会う親子と自然と仲良くなることがあります。
また、子育て支援センターは県内の各地に設置されているので、子どもが飽きないように日によって行く場所を変えることができます。
単発で開催している季節のイベントに合わせて出かけることもオススメです。
私の友人の場合は支援センターの先生とたわいのない話の中で「一時保育は子どもがかわいそうかな」と話したところ、
「疲れているなら、積極的に使ってほしい」と後押しをされ、2週間に1回利用することを決めました。
保育士、相談員、他の保護者など、ちょっとした悩みを気兼ねなく話せる人ができることは子育てをする上での大きな支えになりますね。
■富山県子育て支援センター一覧
富山県子育て支援センター連絡協議会
(https://www.toyama-minporen.jp/ko/centerlist.html)
3.習い事
ベビーマッサージやリトミック、キッズダンス、体操、サッカー、英会話、ピアノなど県内には多くの習い事があります。
子どもの興味を広げつつ、付き添う親同士も毎週決まった時間に顔を合わせるため、自然と親しくなることができます。
同じ習い事という共通点があるので、話題が盛り上がりやすく、親しくなりやすいのが利点です。
また、先生たちは多くの子どもを見ています。不安や悩みを相談すれば、
実際に習い事に取り組む子どもの姿を見た上でアドバイスをくれるため、参考になることも多いでしょう。
入園する園や小学校が異なったとしても、親子共に末永く付き合えることもあるので、興味がある習い事は、積極的にトライしてみるのもいいでしょう。
4.子育てほっとライン
子どもの夜泣きがひどい、癇癪がひどいなど、育児をしている中でどうしようもなくつらくなる瞬間がありますよね。
心身共につらくなると、身だしなみを整えて外に出ることも億劫になり、出かけた先で泣かれたらと思うと外出すること自体をためらってしまいます。そんな時は行政のサポートを頼りましょう。
富山県では子育てに悩む人を対象に電話、メールでの相談を受け付けています。
知り合いではない相手だからこそ、本音で話せる部分もあり、「ママ友にこんな相談したら嫌な気持ちになっちゃうかな…?」といった気遣いもいりません。
子育てほっとラインでは電話相談だけでなく、実際に臨床心理士に会って相談できる「家庭教育カウンセリング」の予約を取ることも可能です。自分に限界がくる前に相談して、気持ちを軽くしましょう。
■子育てほっとライン
TEL:076-433-4150
相談時間:月曜日~金曜日 17時~21時
■メール相談
24時間受付(原則5日以内に返信、内容によっては日数がかかることもあり。)相談員が電子メールで回答。
「子育てネッ!とやま」のメールフォームにより送信
(https://www.goiken-toyama.com/3009/pc/child.html)
■家庭教育カウンセリング
予約制で子育ての不安、子どもの発達の遅れ、不登校など、さまざまな悩みに専門家がアドバイスします。
(https://www.pref.toyama.jp/3009/kurashi/soudanshisetsu/madoguchi/kosodate/kj00001047.html)
5.児童発達支援センター・こども発達支援センター
ことばや運動発達の遅れ、落ち着きがない、友達とうまく遊べない等の悩みを抱える人も増加しています。
子どもの発達はそれぞれ違うのでおおらかな目で最長を見つつも、不安や心配に思う場合は身近な場所から相談してみましょう。
先に紹介した子育て支援センターや保健センター、こども発達支援室などで相談ができます。
特に発達の遅れについては、児童発達支援センターやこども発達支援センターへ相談することで、発達特性に応じた環境づくりについてのアドバイスや療育についての案内もしてもらえます。
相談することで不安を少しでも減らしていけると良いですね。
早期の支援や地域の関係機関との連携は子どもにとっても親にとっても安心できる環境を整えることができます。
抱え込まずに身近な相談先に話してみましょう。
育児中に悩みを感じた時、ネットやテレビの情報に振り回され、いつのまにか「子育てとはこうあるべき」といった呪縛にとらわれてしまうことがあると思います。
しかし、さまざまな人と話すことで、子育ての正解は人によって無限にあることを感じ、価値観を広げるきっかけ作りとなります。
悩みをひとりで抱え込まず、相談できる居心地の良い居場所を得ることで、親も子も心が楽になると良いですね。
(ママライター M.T)